伊庭城 / 三枝氏伊庭陣屋(滋賀県東近江市)

伊庭城

伊庭氏代々の居城。
建久年間、伊庭高実(佐々木高実)による築城。
伊庭氏は佐々木行実の四男・高実を祖とし、伊庭内湖や琵琶湖の湖上権を背景とした経済基盤によって権勢を誇った一族。

1502年に伊庭貞隆が六角氏に謀反を起こし、敗北。
伊庭氏の勢いは急速に衰え、1525年の黒橋の戦いで滅亡した。
その際に城も廃城になったものと考えられる。

1698年、幕府旗本・三枝守相が近江国内に7千石を与えられ、伊庭城跡に陣屋を構えた。
以降、明治維新まで三枝氏が伊庭の地を領することになる。

伊庭集落の中心部にある勤節館および周辺の公民館・児童公園が城域とされる。
城域の周囲には水路となった堀跡と石垣が現存する。

所在地

滋賀県東近江市伊庭町

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