石部城(甲賀城)(滋賀県湖南市)

石部城

甲賀五十三家・石部氏代々の居城。
文明年間に三雲氏が築城したことが始まりとされ、享禄年間に石部氏が入城。

1487年の長享・延徳の乱(鈎の陣)では、六角高頼が足利将軍方との戦闘における拠点とした。
1568年、織田氏に観音寺城を追われた六角承禎・義治親子が籠城。
信長包囲網の一角として抵抗を続けるも、1574年に佐久間信盛に攻められ落城した。

城域には現在、善隆寺が建つ。
墓地の奥にある竹藪内に帯状の平坦地と空堀の一部と思われる地形が残る。
資料によると石垣が現存するとされるが、現在は確認できない。
文献に『甲賀城』と記述される城は、石部城と同一であると考えられる。

所在地

滋賀県湖南市石部中央

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