日別アーカイブ: 2016年2月28日

野尻城跡(滋賀県栗東市)

野尻城跡

野尻氏代々の居城。
城主に「野尻豊吉」の名が確認できるが、築城時期は不明。

野尻自治会館および周辺の農地付近にあったと考えられるが、詳しい位置は不明。
野尻の集落は中ノ井川をはじめ多くの河川が流れており、その豊富な用水によって古代より農作が発展した土地であったことが窺える。 続きを読む

大西城跡(滋賀県栗東市)

大西城跡

大西氏代々の居城。
築城時期など、詳細は一切不明。

JR手原駅の南西部に「大西市上右衛門屋敷」と伝わる土地があり、かつては堀や土塁の跡があったとされる。
現在は区画整理によって遺構は消滅している。 続きを読む

蓮台寺城(滋賀県栗東市)

蓮台寺城

下鈎蓮台寺が城塞化した寺院城郭。
1487年の長享・延徳の乱(鈎の陣)において、足利義尚方が陣所とした。

下鈎蓮台寺は最澄による789年の創建とされ、隆盛期には七堂伽藍を備えた大寺院であったと伝えられる。
1487年より始まった第一次六角高頼討伐(鈎の陣)では、足利義尚方の陣所のひとつになったとされる。
寛永年間の火災で主要な建物が焼失し、唯一残った仁王門も1934年の室戸台風によって倒壊した。

現在、城域には蓮台寺跡地の碑と日吉神社が建つ。
下鈎蓮台寺は1987年に守山市内に移転しており、周辺は自治会館や福祉施設となっている。 続きを読む

下鈎城跡(滋賀県栗東市)

下鈎城跡

下鈎集落にあったとされる平城。
下鈎蓮台寺に関連する邸宅であったと考えられる。
城主に「西沢喜重郎」の名が確認できるが、蓮台寺との関連は不明。

城域とされる付近には「奥屋敷」「殿ノ後」の旧地名が残り、水路が鉤状に巡らされている。 続きを読む

宮城氏館跡(滋賀県栗東市)

宮城氏館跡

宮城豊盛の居館。
宮城氏は佐々木六角氏に仕えた一族。
宮城豊盛は主家衰退後に豊臣秀吉に仕え、1592年に豊後国の蔵入地代官となったことから、それまで居館にしていたものと考えられる。

大橋集落の三輪神社が城域と考えられる。 続きを読む

綣村城跡(滋賀県栗東市)

綣村城跡

大宝神社境内にあったとされる平城。
築城時期など、詳細は一切不明。
大宝神社は701年に鎮座した由緒ある神社で、中世には室町幕府将軍や佐々木六角氏に厚く庇護されていた。

城域には現在も大宝神社が建つ。
境内の南端に土塁状の遺構が確認できるが、城の遺構であるかは不明。 続きを読む