矢島氏館(滋賀県守山市)

矢島氏館

矢島氏代々の居館。
天文年間、片岡善右衛門元恒による築城。

矢島氏は古くからの在地領主。
築城者の片岡善右衛門の名は1555年の多賀大社梵鐘銘文に確認できることから佐々木氏の有力被官であったと思われるが、矢島氏との関連は不明。
1565年に足利義輝の弟・覚慶(後の足利義昭)が興福寺から逃れてくると、当時の当主・矢島越中守は館の東側に居館を築いて匿い、その警護に当たった。

現在、城域には少林寺が立つ。
境内には土塁が残るとされるが、整備はされていない。
周辺には「堀の内」「北垣内」などの城に関係する旧地名が残る。

所在地

滋賀県守山市矢島町

コメント