高島氏、後に林員清の居城。
1502年、高島玄蕃允による築城。
元亀年間に浅井氏によって改修され、浅井氏滅亡後は林員清が入城する。
1574年、木戸城・田中城攻めのために織田信長が陣所として滞在したとされる。
1578年の大溝城築城により、その役目を終えた。
打下山(標高378.7m)の山頂一帯に築かれた典型的な中世山城で、その領域は東西270m・南北300m以上に及ぶ規模を誇る。
大きく南郭・中主郭・北主郭に分かれ、それぞれに土塁と虎口が設けられている。
中主郭と北主郭は比高50mほどの高低差があり、その間に多数の小曲輪群が連なる。
城域全体に多くの空堀と土塁、竪堀の跡が現存。
中主郭の虎口には石積の跡も残る。
別名『大溝古城』。 続きを読む