八王子山城(蜂が峰砦)(滋賀県大津市)

八王子山城

元亀年間の志賀の陣において朝倉方が構築した城砦のひとつ。
1570年、朝倉氏による築城。

『信長公記』によると、宇佐山城を攻囲中の朝倉・浅井勢は織田信長本隊が京に帰還したことで比叡山へと後退。
「つぼ笠山」「はちが峯」「あほ山」の3ヶ所に布陣し、籠城戦を開始した。
日吉社奥宮のある八王子山が「はちが峯」と推測されている。
1571年の比叡山焼き討ちでは門前町にいた延暦寺の僧兵が籠城して激戦となり、多くの僧兵が戦死したとされる。

日吉大社の西側、八王子山(標高381m)の山頂に築かれた山城。
頂部は30m四方の平坦地となり、山頂を示す石標が建つ。
琵琶湖を臨む西側が開け、すぐ下に牛尾神社拝殿と三宮神社拝殿(何れも重要文化財に指定)が建つ。
頂部から尾根伝いに北西150mほどの位置にも平坦地が見られるが、城郭遺構であるかは不明。

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所在地

滋賀県大津市坂本

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