猿萩氏館(滋賀県犬上郡多賀町)

猿萩氏館

在地の土豪・猿萩氏(猿木氏)の居館。
築城時期は不明。

猿萩氏は古くから同地を領した一族で、興福寺領猿萩荘を管理していた。
荘園領主として「猿萩左近大夫」の名が見られるほか、戦国期には「猿萩左衛門尉宗行」の名が確認できる。
その子孫は細川氏に仕え、熊本藩士として存続した。

多賀町猿木の中心部、西光寺および猿木神社付近にあったとされる。
猿木神社は猿萩氏の祖先によって創建されたと伝わり、猿萩氏の氏神として、1516年に猿萩宗行が死去して以降は猿木村の氏神として崇敬された。

所在地

滋賀県犬上郡多賀町猿木

コメント