頂妙寺構(京都府京都市)

頂妙寺構

日蓮宗の寺院を城塞化した寺院城郭。
頂妙寺は1473年、日祝による創建。

下総国出身の僧・日祝が細川勝益から寺地の寄進を受け、1473年に創建。
創建当時の寺地は南を四条通、北を錦小路通、西を万里小路(現在の柳馬場通)、東を富小路通に至る範囲にあった。
1509年に新町長者町(現在の上京区元頂妙寺町)に、1523年には高倉中御門(現在の京都御苑内厳島神社付近)に移転した。
1536年に発生した天文法華の乱に備えて寺院を城塞化するも、焼失。
後奈良天皇による法華宗帰洛の綸旨により、1542年に旧地に再建された。

1673年、禁裏に隣接しているという理由で現在地に移転。
移転前の地は京都御苑の敷地内にあり、遺構および目印となるものは残されていない。

所在地

京都府京都市上京区京都御苑

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