藤堂館(在士館)(滋賀県犬上郡甲良町)

藤堂館

在地の土豪・藤堂氏代々の居館。
築城時期は不明だが、藤堂氏の祖・藤堂三河守景盛が1395年に岩清水八幡宮の勧請を受け八幡神社を創建したとされることから、同時期の築城と考えられる。

藤堂氏は室町時代初期に中原景盛が足利将軍家に仕え、犬上郡藤堂村と数ヶ村を領して「藤堂三河守景盛」を称したことが始まりとされる。
8代・藤堂虎高より京極氏に仕え、後に亮政・久政・長政の3代に渡って浅井氏に仕えた。
9代・藤堂高虎の代に浅井氏を出奔した後は豊臣政権下で大名となり、江戸時代には別格譜代として伊勢国津藩32万石の藩主となった。

甲良町在士地区の住宅地内に「藤堂高虎公出生地」の碑が建つ。
町内の別の場所には『高虎公園』が整備され、石垣を模したモニュメントと藤堂高虎の銅像が建てられている。
一般には『在士館』と呼ばれるが、「在士」の地名は寛永年間に彦根藩主・井伊直孝が藤堂高虎の名を尊んで「藤堂村」から改めたと伝わる。

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所在地

滋賀県犬上郡甲良町在士

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