苅田城(池浦城)(大阪府泉大津市)

苅田城

在地の土豪・寺田氏の居城のひとつ。
築城時期は不明。

1531年、両細川の乱において細川晴元の被官・三好山城守が「池浦の堡」に陣を置き、摂津国の遠里小野に出陣したことが確認できる。
戦国期に入ると、和泉国内に寺田氏の名が見られるようになる。
寺田氏は和泉郡寺田村を領した一族で、戦国期の当主として「寺田知正」の名が確認できる。
寺田知正の子で織田氏に仕えて松浦水軍を率いた寺田又右衛門(寺田生家)・寺田安太夫(松浦宗清)兄弟が眞鍋氏・沼間氏らとともに第一次木津川口の戦いに参戦しており、その立地から苅田城を拠点としていた可能性が考えられる。

泉大津市立穴師小学校の向かい側、JAいずみの穴師支店跡地が城域とされる。
以前は駐車場入口に城址碑が建っていたが、現在は撤去されている。

所在地

大阪府泉大津市我孫子

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