石原城(京都府福知山市)

石原城

在地の土豪・大槻氏の居城のひとつ。
天文年間、大槻安芸守政治による築城。

大槻氏は丹波国何鹿郡西部に強い勢力を持った一族。
天文年間に高津城主・大槻政治が隠居城として築城し、「洞玄」と名乗って同地に移り住んだ。
その死後は荒廃したが、1587年に大槻政治の弟が政治の菩提を弔うため、跡地に洞玄寺を創建したと伝えられる。

JR石原駅から南西に約300mの位置にあり、城域には現在も洞玄寺が建つ。
寺域の南辺に幅30mに渡って高さ5mの土塁と空堀が現存。
南辺の東西端から北に向かって土塁が延びていることから、当時は北辺を除く三方に土塁があったものと考えられる。

2007年、福知山市指定文化財(史跡)となった。

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所在地

京都府福知山市石原

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