長寿寺陣所(浦上則宗陣)(滋賀県湖南市)

長寿寺陣所

延徳の乱(第二次六角征伐)における足利義材方の陣所のひとつ。
1491年、義材方の先鋒を務めた浦上則宗が陣を敷いたとされる。

浦上則宗は主君・赤松政則とともに出陣し、長寿寺に在陣。
六角高頼の陣代である山内政綱を討つなど功を挙げ、1492年には高頼の軍を破って甲賀に敗走させた。
その後、高頼が伊賀を経て伊勢へと逃れたことで義材方は討伐を断念。
六角虎千代(六角政堯の養子)を近江守護に任命し、六角征伐は終了した。

長寿寺は奈良時代に聖武天皇の勅願によって創建された天台宗の寺院。
室町時代には足利将軍家が祈願所としている。
安土城内にある三重塔は元は長寿寺にあり、織田信長によって摠見寺に移築された。

所在地

滋賀県湖南市東寺

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